ボクシングをしている方必見!減量に役立つ食事のポイントを解説

ボクシングの世界では、体重階級制が採用されているため、多くの選手が減量に挑戦します。しかし、単に体重を落とすだけでなく、試合でのパフォーマンスを維持することが重要です。そのカギを握るのが、適切な食事管理です。今回は、ボクシング選手の減量に効果的な食事の基本原則と、おすすめの食材・調理法についてご紹介します。

1.減量に効果的な食事の基本原則

減量に効果的な食事の基本原則としてあげられるのは、以下の6つです。

1-1.カロリー管理の重要性

ボクシング選手の減量において、最も重要な基本原則はカロリー管理です。体重を落とすためには、摂取カロリーを消費カロリーよりも少なくする必要があります。しかし、極端なカロリー制限は避けるべきです。急激な減量は体力低下を招き、試合でのパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。

適切なカロリー管理は、1日の消費カロリーから200〜500kcal程度を減らすことから始めましょう。この程度の調整であれば、体力を維持しながら徐々に体重を落とすことが可能です。

1-2.栄養バランスの維持

減量中も栄養バランスを保つことが大切です。タンパク質や炭水化物、脂質やビタミンなどをバランス良く摂取しましょう。とくにタンパク質は筋肉の維持と回復に不可欠なので、体重1kgあたり1.6〜2.2gを目安に摂取します。炭水化物は急激に減らさず、トレーニング量に応じて調整していきます。脂質も完全に排除はせず、必須脂肪酸が含まれた良質な脂質を適度に取り入れることが重要です。

1-3.食事のタイミングとトレーニングとの関係

食事のタイミングも減量の成功を左右します。トレーニング前の食事は、消化に時間がかかる高タンパク・高脂質の食品を避け、エネルギー源となる炭水化物を中心に摂取しましょう。トレーニング後は、筋肉の回復を促進するためにタンパク質と炭水化物を組み合わせた食事がおすすめです。就寝前の食事は控えめにし、消化の良い食品を選びます。

1-4.水分摂取の管理

適切な水分摂取も減量には欠かせません。水分は新陳代謝を促進し、体内の老廃物を排出する働きがあります。さらに、適度な水分摂取は空腹感を和らげる効果もあります。ただし、試合直前の過度な水分制限は危険なので避けましょう。日常的には、尿の色が薄い黄色になるくらいを目安に水分を摂取します。

1-5.食物繊維の摂取

食物繊維は減量中の強い味方です。食物繊維は消化されにくいため、カロリーを抑えながら満腹感を得られます。また、腸内環境を整え、栄養素の吸収を助ける働きもあります。野菜や果物、全粒穀物などから積極的に摂取しましょう。

1-6.計画的な食事管理

減量を成功させるには、計画的な食事管理が重要です。食事日記をつけることで、自身の食生活を客観的に把握できます。また、週単位でメニューを考えることで、栄養バランスの取れた食事を継続しやすくなります。さまざまなアプリやツールを活用して、効率的に食事管理を行いましょう。

2.おすすめの食材と調理法

おすすめの食材と調理法ですが、具体的には以下のとおりです。

2-1.タンパク質源の食材

ボクシング選手の減量において、タンパク質の摂取は非常に重要です。鶏胸肉は低脂肪で高タンパクな食材の代表格です。皮を取り除いてグリルやオーブン焼きにすることで、余分な脂肪を抑えつつ、しっとりとした食感を楽しめます。魚類もおすすめです。サバやサンマなどの青魚は、良質なタンパク質に加えて、オメガ3脂肪酸も豊富に含んでいます。これらをムニエルや蒸し焼きにすると、うまみを逃さず調理できます。

植物性タンパク質の代表格である豆腐は、低カロリーで栄養価が高い食材です。冷奴や湯豆腐といったシンプルな調理法だけでなく、ステーキのように厚切りにして焼いたり、すりおろした野菜と合わせてハンバーグ風に調理したりと、アレンジが効きます。

2-2.炭水化物源の食材

減量中でも適度な炭水化物の摂取は必要です。玄米は白米に比べて食物繊維が豊富で、ゆっくりと消化吸収されるため、血糖値の急激な上昇を抑えられます。炊く際に雑穀を加えると、さらに栄養価が向上します。全粒粉のパンも良質な炭水化物源です。トーストして、アボカドやサーモンなどをのせると、栄養バランスの良い一品になります。

2-3.野菜と果物

野菜は低カロリーで栄養価が高く、食物繊維も豊富です。ブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜は、ビタミンやミネラルの宝庫です。これらを蒸したり、さっと茹でたりすることで、栄養素の損失を最小限に抑えられます。サラダにする場合は、ドレッシングの使用量に注意しましょう。オリーブオイルと酢、レモン汁を使ったシンプルなドレッシングがおすすめです。

果物は天然の糖分を含むため摂取量に要注意ですが、適度に取り入れることで、ビタミンやミネラル、食物繊維を効率良く摂取できます。りんごやベリー類は、食物繊維が豊富で低カロリーです。これらをヨーグルトに加えると、満足感のある間食になります。

2-4.タンパク質と野菜を組み合わせた料理

タンパク質と野菜を組み合わせた料理は、栄養バランスが良く、減量中の食事として理想的です。たとえば、鶏胸肉と彩り野菜の蒸し煮は、ヘルシーでボリューム感のある一品です。鶏胸肉をひと口大に切り、パプリカやブロッコリー、ズッキーニなどの野菜と一緒に蒸し煮にします。調味料は、塩やこしょう、レモン汁程度のシンプルなものにとどめます。

また、サラダチキンと野菜のラップサンドも、手軽で栄養バランスの良い食事オプションです。レタスなどの葉物野菜でサラダチキンと千切りにしたにんじんやきゅうりを巻き、軽くグリルすると、サクサクとした食感も楽しめます。 

2-5.スープやスムージー

液体の形で栄養を摂取するのも効果的です。野菜たっぷりのミネストローネは、さまざまな野菜を一度に摂取でき、食物繊維も豊富です。豆類を加えることで、タンパク質含有量も増やせます。スムージーは、朝食や運動前の軽食として最適です。ほうれん草やケールなどの緑葉野菜をベースに、バナナやベリー類を加え、プロテインパウダーをプラスすると、栄養価の高い一杯になります。

3.まとめ

ボクシング選手の減量において、適切な食事管理は試合の勝敗を左右する重要な要素です。今回ご紹介した内容を参考に、自身に合った食事プランを立ててみてください。ただし、個人の体質や練習量によって最適な方法は異なります。無理な減量は体調を崩す原因となるので、徐々に調整しながら進めることが大切です。また、不安な点がある場合は、必ず専門家にご相談ください。適切な食事管理と練習の組み合わせで、理想的な減量を実現し、最高のパフォーマンスを発揮しましょう。

「大和株式会社」では、姿勢矯正と骨格調整のプロが、栄養学に基づいた新しいアプローチで、リバウンドしにくい身体づくりをサポートします。自宅で完結する肉体改造プログラムや、デトックスによる体質改善プログラムなど、あなたのニーズに合わせたプランをご用意しております。さらに、ソリッドウェーブフェイスリフトやリバースエイジングプログラムで、内側から輝く美しさを手に入れましょう。まずはお気軽にお問い合わせください。